あべのキューズタウン


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大阪市阿倍野区
2010年

 

外装デザイン:オーブ建築造形計画
設計・監理:東急設計コンサルタント共同企業体
事業主:東急不動産株式会社
外装色彩コーディネート:クリマ

 

大阪南の主要拠点である阿倍野地区の再開発事業における商業プロジェクト。阿倍野筋に面した長さ300mものファサードが一つのまちなみをつくりだしている。 緑あふれるテラスやパティオ、光が降り注ぐオープンモールなど、自然の恵みを体感できる建築意匠を尊重し、外装色彩計画ではベースカラーを暖色系の低彩度色を中心とし、商業施設としての賑わいを保持しながら空・緑といった自然との調和を目指している。
東西南北ごとに色彩の配色を変えており、メインとなる阿倍野筋沿いの壁面ではY(イエロー)系色やGY(グリーンイエロー)系といった色あいがはっきり感じられる色彩を積極的に展開し、商業施設としての賑わいを演出した。他方、集合住宅が多い通り沿いでは周辺環境に配慮し、YR(イエローレッド)系の低彩度色でまとめ、落ち着いた住環境との調和を形成している。 さらに長大な壁面が持つ圧迫感を軽減するための工夫として、建物の形状に合わせてストライプパターンの展開や明度差を生かした配色など、色彩による分節化を図っている。

 

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