アルビス前原


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場所:千葉県船橋市
年度:2018

事業主:都市再生機構東日本賃貸住宅本部
改修設計・監理:株式会社窓建コンサルタント
外装色彩計画:クリマ

2007年の建替え時にもCLIMATが外装色彩計画を担当、今回の外壁修繕に伴う色彩計画にも再び携わることとなった。

建替え計画の際は周辺の開発はまだ進んでおらず、従前から団地内に生育してきた樹木をできるだけ生かす取組みが実施された。ケヤキやサクラ等の落葉樹が団地のシンボルとして親しまれていたことから、豊かな四季の変化を活かすため、基調色は暖色系の低彩度色を基本としつつも、自然の四季の変化からアクセントカラーを抽出し、主に住棟の低層部への展開を試みた。

その後十年超が経過し、周辺の建替えや開発が進み集合住宅等が増え、より都市的な環境へと変化を遂げていた。そうした環境の変化を踏まえ、外装色はより低彩度色を基調とし、明度対比を明確にすることで軽快で現代的な印象の創出を目指した。

また従前の号棟表示等はやや小さく、視認性が低かったことから、各種サインの更新が実施団地全体に展開可能なロゴサインを新たにデザインし、妻壁に設置した。
ロゴデザインは地域のシンボルであったイチョウをモチーフとし、数字や棟ごとのアクセントカラーを組み合わせて多様な展開が可能な仕様を検討した。新しいサインは内部の階数表示や掲示板周りにも展開され、内外の一体感の形成にも寄与している。

 

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