長岡造形大学 1995年
長岡造形大学の1年生が赤いパネルを思い思いの場所に置いて様々な景観を生み出しました。
まず学生達は、B全判のパネルに赤い紙を水貼りして、そのパネルを持って教室から外部に飛び出しました。
そして様々な場所に赤いパネルを置いてみます。
赤いパネルは周辺環境と呼び合い、思わぬ効果を生みます。
パネルを立てたい時は、友達にパネルを支えてもらって、写真に写り込まないようにパネルの後ろに隠れてもらいます。
学生達は大学のキャンパスや、緑の農道や、信濃川の河川敷や、街中に赤いパネルを持ち込み、知らず知らずのうちに長岡の環境に
深く触れていきます。普段何気なく感じていた長岡の景色を、積極的に見るようになります。
この赤いパネルのワークショップは新緑の春に行われましたが、白い雪に覆われた冬に行うと、また違った趣があります。
真っ白い大地と真っ青な空を背景に、真っ赤なパネルが立っている姿はとても魅力的でしょう。