甲州市駅から景観改善事業


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場所:山梨県甲州市
年度:2015年〜2016年

景観アドバイザー:加藤幸枝(CLIMAT)

甲州市の担当者の発案により、遠景からもよく目立つガードレールの「外側部分のみ」を市民ボランティアとの協働により塗装し、勝沼ぶどう郷駅からの眺望を改善して行こうという試みである。

この事業は2年に渡り、平成28年3月には全長565メートルもの塗装が完了、ぶどうの丘を臨む景観はブラウンネット(※)の併用、普及の拡大も相まって、緑豊かな山並みと四季折々の変化をますます楽しむことができるようになった。

このガードレールの塗装色は平成16年に国土交通省が「景観に配慮した防護柵等の整備ガイドライン」で定めた「景観配慮色」をベースに、明度を少し上げた10YR 4/1を採用している。この色は【甲州ブラウン】と名付けられ、以来、市内の様々な修景事業にも活用されている。

※ブラウンネットは、山梨県などで推奨されている防鳥・防風ネットのブラウンバージョンです。既存の鮮やかなブルーに変わり、緑豊かな景色を生かす製品普及のための研究会の様子などは、こちらをご参照下さい。

駅から景観改善事業の詳細は甲州市のウェブサイトにも紹介されています。

甲州市の景観アドバイザーとして事業に携わった加藤のblogです。併せてご参照下さい。
体感をともなう景観づくり-甲州市駅から経験改善事業

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