場所:インドネシア南ジャカルタ
年度:2013年~
総合設計監理:株式会社東急設計コンサルタント
事業主:Tokyu Land Indonesia
外装色彩計画・モデルルームコーディネーション:クリマ
本計画は開発の進むインドネシア南ジャカルタ・Simatupang地区に位置している。周辺では地下鉄や高速道路の建設、さらにジャカルタ都市高速鉄道(MRT)の建設が進められている。とりわけ外国人駐在員にとりポテンシャルが高地域であり、病院や商業施設などの生活利便施設、インターナショナルスクール等の文教施設も充実している。
計画に着手するにあたり、ジャカルタの気候風土・文化や街の色などのリサーチを実施し、現地のスタッフや設計者へのプレゼンテーションを行った。イスラムの象徴である緑と淡い黄色の組み合わせが伝統的な配色であること、そして色味を持つ明るい基調色が強靭な日差しの反射を和らげるものであることなどが、リサーチから明らかになった。
日本の住宅・都市開発の実績と、インドネシアの歴史や文化、そして未来への展望がこの場所で融合する場所にしたいという事業主の強い想いから、クリマはプロジェクト全体のデザインコンセプトづくりやデザインマネジメントにも関わっている。
天から雨が降り注ぎ、大地を潤す―。歴史や文化が異なっても、自然のサイクルには共通する部分が多いことから、本プロジェクトにおいては「水」というキーワードを元に、様々なデザイン要素や建築の内外をつなぐストーリーを展開している。
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