団地の花暦と連動した配棟配色
総戸数約2,300戸の大規模団地。フラットな敷地は東西に長く、一部に小学校が位置している。
5階建てを中心とした構成ではあるものの、住棟の型式は8種に及び、バルコニーや階段室の形状などが少しずつ異なっている。色彩計画においては、団地全体の統一感や連続性の強化が求められ、その上でエリアごとの特徴づけを検討することとなった。
具体には、団地住民により管理・運営が行われている花植え活動が手がかりとなった。ゾーニングに応じ花の種類を変えることで、団地内で四季折々の変化が楽しめるよう工夫がされていたたため、外装色のアクセントカラーもこの花暦(春夏秋冬)に添った計画とした。