竹見台団地

団地およびエリアの価値向上を図る

大阪市内でも有数の好立地である、桃山台駅周辺。竹見台団地はこの駅を利用する多くの人に眺められるランドマーク的存在として、45年に渡り親しまれてきた。

一方、高経年の影響もあり、居住者の外観デザインに対する満足度が11%に留まる等。大きな課題を抱えていた。大阪公社初となる色彩デザインによるリニューアルについては以下条件のもと提案競技(プロポーザル)が実施され、CLIMATが最優秀提案者に選定された。

1.大阪でも有数の好立地であることから、公社の顔となるような外壁デザインとすること
2.公社の知名度を上げるための広告塔として活用できるデザインとすること
3.団地周辺も含めたエリアの価値向上を図るため、吹田市景観計画及び景観デザインマニュアルを 
  踏まえたデザインとすること

ランドマーク、というテーマに対しさまざまな解釈が議論され、最終的には色の主張によるものではなく、規模や形態・意匠の特徴をより印象的に見せる案が選定された。妻壁のG(グリーン)系は、従前のモザイクタイルが持つ色相を継承したものである。

場所:大阪府吹田市
年度:2016年
事業主:大阪府住宅供給公社
改修設計:株式会社アーバントーク
CLIMAT担当:加藤幸枝・澤千晶・山田敬太(2020年退社)