開放的で明るいエントランス空間の再生
外装色彩計画と合わせ、エントランス改修が実施され、共用部の内装についても色彩計画に携わった。照明のLED化や昨今の事情に応じた郵便ポストの大型化など、さまざまな機能向上が図られ、指定の設備や部材・仕上げとサイン計画を連動させ、トータルな空間コーディネートを実践した。
通り抜けピロティにあるエントランスは従前、日中でも薄暗い印象が強かったため、床面で明るさを確保することで空間全体の明るい印象を確保している。
サインについては子育て世代や外国人居住者が多い環境であることから、ピクトを中心としたシンプルでわかりやすいデザインを基本とし、管理者や自治会とも協議の上、適切な配置や数の検討も行った。やや特徴あるフォントを各所に展開することで、共用空間の一体感の形成にも寄与することを試みている。