JACK大宮

「地」を整えて、わかりやすく居心地の良い空間をつくる

当該施設はプラネタリウムやオフィス・文化センターを備え、新たな情報文化・ビジネス拠点として1987年にオープンした施設である。北側の高層棟と南側のプラネタリウムのある円形の中層棟で構成され、その中層棟をニューシャトルの高架が取り巻く独特の景観は、未来に向けたまちの発展を彷彿させ、「大宮二十景」にも選定されたものである。
 
竣工30年を控え、災害対策やビル機能の維持向上に向けての大規模修繕工事が進められる中、これと並行し内外の共用空間の機能性やデザイン性の向上を図り、施設全体のイメージアップをはかることを目的とし、株式会社背景計画研究所により「JACK大宮 環境整備基本構想」が策定された。
クリマでは建物外観の色彩とサイン計画を担当し、最終的に建物外観の色彩に関しては、メインエントランスのガラスのカラーデザインとサイン計画が実施された。

建物外装で随所に展開されていた寒色系の色彩やプラネタリウムが入る施設であることから、空や宇宙からイメージされる寒色系を基本とし、サインやアクセントとして、BG系からPB系の寒色系を展開した。メインエントランスは建物の入り口としてのゲート性を高めるため、透過性のある鮮やかなカッティングシートを上部に展開し、「建物の顔」としての華やかさやにぎわいを演出し、視認性を高めた。
またサイン計画では、駐車場の入り口周りを中心に、サインの意匠・大きさ・色使いに統一感がなく、煩雑な印象であったことからサインカラーを水色で統一し、サインの地色やフォントなどを揃え、導線を考慮した配置を再検討した。サインカラーの水色は、大宮区の案内板等に展開しているオレンジとトーンを揃え、区の案内板との調和を図っている。

場所:埼玉県さいたま市大宮区
計画時期:2018年3月
事業主:埼玉県さいたま市
改修設計・監理:株式会社背景計画研究所
CLIMAT担当:加藤幸枝・依田彩・澤千晶