緑を生かす10YR系のカラーシステム
UR都市機構の団地再生事業により建替えられた、緑あふれる団地。住棟の配置や意匠、色彩は建替え時に検討された「アートヒル高根台まちづくりガイドライン」をもとに、画一的になりすぎないようさまざまな工夫がなされ、穏やかなアクセントカラーが形態に沿って展開されていた。
改修においては、既存の配色パターンやカラーシステムを読み解くとともに、改めて住棟の形状や配置の特性と色彩のとの関係性を見直を図り、エリアの特徴に合わせたカラーシステムの再構築を行った。
3つのエリアに対し基調色は共通とし全体の統一感を持たせ、アクセントカラーは明度・彩度に変化をつけることで都市軸沿いはスマートに、周辺から眺望される東エリアは明るく開放的に等、統一感と適度な変化の両立を目指した。