四季をテーマにしたグラフィックと色彩で団地のまとまりをつくる
北九州市小倉南区に位置し、70棟を超える住棟で構成された徳力団地。敷地は比較的平坦で、商業施設や集会所が中央部に集積し、その四方に住棟がやや不整形な敷地に配置されている。敷地を横断する通り沿いには大きく生長した街路樹が整備され、気持ちの良い空間となっている。
外装色彩計画にあたっては、不整形な敷地を4つのブロック+センターゾーンに分け、ブロックごとに春夏秋冬をイメージした植物と色彩を設定し、妻面等に展開した。
住棟配置計画において適度なアクセントとなっているボックス住棟は他の住棟と配色を変え、濃色ベースとすることで、景観の適度な変化を演出した。
四季をテーマにしたアクセントカラーを展開したことで、RP系やP系も使った多色相で構成された大規模団地となった。