川とまちをつなぐ緑豊かな住まい
荒川と隅田川に沿うように、様々な規模や形態の住棟が建ち並ぶハートアイランド新田。街区構成や住棟配置、意匠はデザインガイドラインによりコントロールがなされ、外装色彩もこの配置の特性に応じた配色を行っている。
基調色の構成はまち側・川側・両者をつなぐ住棟に合わせ、ウォームグレイとオフグレイを展開。また計画地の周辺が戸建や小さな町工場・商店などが集積する地域であることから、積極的に多色を使い隣接する住棟と同等にしない、という配色ルールが設定された。
こうしたデザインガイドラインに基づき、2004年から2010年にかけ一番街~四番街が建設された。2018年に一番街の改修を手掛けることとなり、計画当初のコンセプトや配色の基本的なルールを踏襲しながら、全体に明度・彩度を抑え、住棟毎の色相調和を強化を行った。