ローレルコート大井町・モデルルームデザイン

木の層をテーマとしたグレイッシュなトーン調和

分譲マンションの外装デザインと合わせ、共用部および住戸内装のカラースキムの検討を行った。
販売にあたり、モデルルームのインテリアコーディネートを依頼され、内装のカラースキムに合わせ家具・カーテンや小物等のセレクトを検討した。

ナチュラルな色調・質感をベースとした内装はベーシックでありながら、彩度を十分に抑えているため洗練された印象も併せ持つ。
合わせる家具もシンプルなフォルムで統一し、上品で落ち着きのある雰囲気となるよう、ウォームグレイ~ダークグレイのグラデーションでまとめた。
造作も含め、家具類はマット仕上げで統一する中、リビングのテーブルのみ鏡面仕上げとし、明るさによる拡がりが感じられるような演出を心掛けた。

クッションや小物等の差し色にはコンセプトの『木の層』に合わせ、グリーン系を展開。モデルルームのオープンが7月であることを踏まえ、涼し気な印象が感じられるよう、ファブリック類は明るめのトーンでまとめている。

場所:東京都品川区
年度:2017年
事業主:近鉄不動産株式会社
改修設計・監理:長谷工工務店
CLIMAT担当:加藤幸枝・澤千晶